2015/10/02

石膏型彫り!

翠窯の定番の板皿は、このような蓮の花と唐草模様の意匠が特徴ですが、


今日はこの元となる、型を作る工程についてです!


まずはプレーンな型を作ります。

新作のオーバル型は今のところ、2サイズ展開(今後増える可能性もあり)


出来上がった石膏型は、乾燥した状態だと硬くて割れやすく彫りにくいので、しっかり水を吸わせます。


そして鉛筆で下絵を描き、、


手で擦れると絵が消えてしまうので、ペンでもう一度下書きです。


さて、いよいよ彫っていきます。

蔓の太さや花弁の重なりなど、立体感を出すためにわずかに深さに差をつけていきます。

分かりにくいけれど、彫り途中、、


そして完成した型がこちら!


実際に粘土を押すと、型で凹んでいる部分が浮き出てきます。

ただいま乾かし中なので、そちらはまた後日。。


定番で商品化されている蓮の型押しシリーズは現在4型ですが、実は今彫っている型で8個目です。

「耀州窯」(中国の古い窯で、皇帝に献上する器を作っていたそうです)の図録を初めてみたときに、あまりの美しさに感動し、わたしもこんな綺麗なものを作りたい!と思ったのをよく覚えています。

今でもそのときの感動を元に、型作りに取り組んでいます。まだまだ未熟ですが、イメージを形にする作業はやっぱり楽しいです。

これから更に良いものを作っていけるよう、精進したいと思います。


文香






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